北も見据えて(美浦)

ダーリングハースト
ダーリングハースト

 こんばんは、坂本です。今日は美浦トレセンから引き揚げて、狭いながらも楽しい我が家からお届けしています。

 そんなわけでいきなり本題へいきましょう。まずは国枝厩舎の話題から。先週の東京の新馬戦(芝1600M)で3着だったダーリングハースト(牝、父エピファネイア、母フォエヴァーダーリング)は、6月25日に放牧に出ています。夏の暑さや牝馬とあって滞在競馬が良さそうな点などを考慮して、2戦目は札幌を予定しているそうです。国枝調教師は「これから良くなっていくと思うよ」と、敗戦のなかにも確かな光明を見いだしたようです。引き続き注目していきたいですね。

 6月19日にゲート試験に合格したルージュボヤージュ(牝、父コントレイル、母クイーンズアドヴァイス)は、7月26日の新潟・新馬戦(牝馬限定、芝1600M)か7月27日の札幌・新馬戦(芝1800M)をデビュー戦の候補として進めていくそうです。ディープインパクト産駒の半兄レッドランメルトは、同じ国枝厩舎所属で芝の中距離路線でオープンまで出世しています。母はアルゼンチンの重賞勝ち馬で、将来性を期待したいところでしょう。

 同じく6月19日にゲート試験に合格したレッドマジェスタ(牡、父シルバーステート、母リュズキナ)は、6月21日に放牧に出ており、じっくりと成長を促していくそうです。秋の中山か東京でのデビューという青写真のようで、無理はさせずにいくとのこと。こちらは21年の京都新聞杯を勝ったレッドジェネシスの半弟という血統です。

 また新馬のチャーリー(牡、父クリソベリル、母ジャンナスキッキ)は、北海道シリーズでのデビューを考えているそうです。そしてロジクリスエス(牡、父ロジユニヴァース、母ロジマジェスティ)は、まだ具体的な予定は決まっていませんが、「ダートかなという気はするけどね」という指揮官の見立て。こちらは今年の中山金杯など重賞2勝を挙げて、今週の函館記念に出走するアルナシームが叔父という血統であります。

 次は矢嶋厩舎へいきましょう。すでに昨日のネット記事でも紹介しているポルフュロゲネトス(牡、父サトノダイヤモンド、母ライラックローズ)は、6月21日に帰厩して、7月20日の福島・新馬戦(芝2000M)でデビュー予定です。19、20年のエリザベス女王杯を連覇するなどG1を4勝したラッキーライラックを叔母に持つ血統馬ですね。矢嶋調教師は「操作性がいいですね。いかにも長いところでよさそう」と、中、長距離での活躍を期待しています。順調にきているのも何よりですね。

 そして6月15日の函館・新馬戦(芝1200M)で逃げ粘って3着だったハルヒメ(牝、父マインドユアビスケッツ、母ゴルトキルシェ)は、次走は札幌を視野に考えているそうです。指揮官は「いいスピードを見せてくれました」と手応えをつかめたようです。

 新馬のティブロン(牡、父リオンディーズ、母ナイアガラモンロー)は、7月6日の函館・新馬戦(芝1800M)でのデビューを予定しています。6月中旬から函館で追い切りを重ねていて、矢嶋師は「順調にきていますね。大型馬で、しっかりと乗り込んでいます。いい勝負ができても」と、好感触が伝わってきました。遠い一族には今年のエプソムCを勝ったセイウンハーデスがいます。

 同じく新馬のウインポーシャ(牝、父リオンディーズ、母ウインオリアート)は、6月20日にゲート試験に合格。すでに放牧に出ており、デビューを見据えて成長を促していくそうです。指揮官は「精神的にまだ幼いところもありますし、気持ちの部分で成長していってくれたら」と現時点は評価しています。母の母の父にラムタラの名前を見つけることができる血統で、母の父もステイゴールド。距離はあってよさそうな印象があります。

 新種牡馬の産駒のヨドノティアラ(牝、父マテラスカイ、母ヨドノプルメリア)は、7月12日の福島・新馬戦(芝1200M)を予定しています。距離は短いところ向きのようで、指揮官は「小柄ですけど、体はしっかりしている。ゲートも問題ないですよ」とのことでした。

 それでは今日のところはこのへんで。

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