
【東京11R・スレイプニルステークス】カズタンジャーは未勝利を勝った24年6月以降、3着を外したのは距離が長かった4走前(2400メートル=9着)だけ。ここ2戦は今回と同じ舞台で連勝中。特に前走の丹沢Sは高く評価できる内容だった。
スタート直後に挟まれて後方からの競馬を強いられたが、直線は4角13番手から馬群をさばき、狭い間を割って伸びて5馬身差の圧勝。重馬場とはいえ上がり最速34秒9、勝ち時計2分7秒2も優秀で、本格化を印象づけたパフォーマンスだった。
中3週のため目立った時計は出していないが、今週の栗東・坂路での動きはいつも通り。再度の関東遠征でも、いい状態で臨めそうだ。斤量は2キロ増となるが、2走前に58キロで快勝しており全く問題ない。3連勝で賞金を加算し、さらなる飛躍につなげる。
クールミラボーの前走は距離不足で追走に手一杯だった。3勝を挙げる舞台に戻れば、巻き返す余地十分。サトノエピックは前走が復調気配を感じさせる走り。叩き2走目に加え、鞍上のディーも2度目で前進が見込める。