名手の手応え(美浦)

アウダーシア
アウダーシア

 こんばんは、坂本です。今日は東京競馬場からお届けしています。

 さて、今週の関東地方は暑かったり、涼しかったり、気温の乱高下が激しい陽気でしたね。昨日は東京・両国の会社で仕事でしたが、昼食のため外へ出かけたところ、過ごしやすい陽気だったように感じました。

 おりしも大相撲夏場所の開催中で、両国の街は大にぎわい。こうなると昼飯はちょっと駅から離れたカレー屋さんが入りやすくて、いつも重宝しています。辛口のマトンカレーのナンを頬張り、辛さから吹き出すおでこの汗を何度もぬぐいました。するとそれがよほど暑そうに見えたのか、店員さんが隙あらばコップに水を注ぎに来てくれるのです。その気遣いはうれしいのですが、途中からは「わんこそば」状態でさながらコントのように。さすがに終盤は「大丈夫ですよ」と言いましたが、何だか恥ずかしい気分で店を後にしました。やはり何事もスマートに立ち振る舞わないといけませんね。

 そんなところで本題へいきましょう。今日は手塚久厩舎の2歳馬です。すでに何度か取り上げているアウダーシア(牡、父キズナ、母リリーノーブル)は、ルメール騎手で6月8日の東京・新馬戦(芝1800M)を予定しています。順調に調整を進めており、5月21日の水曜日には美浦・Wコースでルメール騎手を背に追い切られました。古馬相手にスムーズに併入に持ち込み、ルメール騎手は「来週、再来週とこれからパワーアップしていきそうです。真面目だったし、フットワークもよかったです。体がけっこう大きいし、首が長くてキズナ産駒っぽいです」と好感触でしたね。今年の厩舎のエース候補として注目しています。

 そしてディアダイヤモンド(牝、父サートゥルナーリア、母スカイダイヤモンズ)は、6月8日の東京・新馬戦(芝1400M)にスタンバイしています。母は米国の重賞戦線で活躍した実績馬です。こちらもアウダーシアと一緒に併せ馬をして、馬なりでラスト1ハロン11秒5をマークしています。手塚久調教師は「調教は動きますね。真面目な子です。1400メートルからスタートしますけど、距離の融通性があって延びても大丈夫だと思います。スタートも出ますね」と、手応えが伝わってきました。

 そんな2歳馬取材をしているなかで、ひときわトーンが高くなったのはリアライズシリウス(牡、父ポエティックフレア、母レッドミラベル)です。この馬も以前に取材した時から感触が良く、今週の美浦・Wコースでの追い切りはスピード感のある走りをしていました。手塚久師は「あれは走るよ。(調教に乗った武藤)雅が『すごくいい』って。軽いフットワークがいいし、精神面も落ち着いている」と、声を弾ませていましたね。楽しみな新種牡馬の初年度産駒は、6月15日の東京・新馬戦(芝1600M)を予定しています。

 そしてリアライズタキオン(牡、父ルヴァンスレーヴ、母タイムハンドラー)は、6月21日の東京・新馬戦(ダート1400M)でのデビューを目指しています。伯父に17年のホープフルS、20年のエルムSを制したタイムフライヤーがいる血統です。5月22日に美浦トレセンに帰厩しており、こちらは追い切りを始めてから詳しい話を聞くつもりです。

 それでは今日のところはこのへんで。

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