
【阪神11R・垂水ステークス】開幕週、内回りで頭数も多く、どこからでも入れそうだが、活気のある4歳勢を主力に考えた。◎ヴィレムは前走の恋路ケ浜特別で勝ちパターンの2着馬をゴール前でねじ伏せるように差し切った。首差の勝利だが、それ以上に強い勝ち方だった。これで2000メートルでは6戦して3勝。唯一、3着を外したのが昨年のプリンシパルS(ダービートライアル)の4着で、この距離には絶対の自信を持っている。
少し間隔が空いたが、調教も絶好だ。5月28日の栗東・CWコースの1週前追いでは6ハロン78秒5―11秒3で先着し、4日の最終追いは坂路で53秒7をマーク。ラスト1ハロンの11秒6はこの日の2位タイで、しかも馬なりでのものだけに価値が高い。仕上がりには不安がなく、好枠3番から直線で抜け出してくるとみた。
相手も4歳馬2頭。エセルフリーダは目黒記念を除外濃厚のためここに回ったが、調教の動きから不安はない。この距離も3勝と得意で、輸送さえこなせれば。バッデレイトもコーナー4回の舞台がベストで、前走から着順アップが見込める。